私を嫌いな人へ 

私は敵が幾万人いても、自分の信念は曲げない。

声を上げれば、折れるとでも思っているのだろうか。私やこの塾は、どこの塾協会にも法人会にも属していない。「自分の思考・声・文章」は、他人の権利を侵害しない限り、何物にも制約を受けない。

1日、2日に名も名乗らず、電話をかけてきた年配の男性。旧帝大という言い方が、「令和に時代錯誤」だとか「○○歳にもなって自分の意見がないのか」などとうちの職員に言ったらしいが、そういうあなたの方が、ハッキリ申しあげて「迷惑な人」だ。

今の10代、20代、30代は悲惨なんだ。国の力は衰えて、日本というものが沈んできている。平等という建前の社会ではあるが、どこが平等か。ワンミスを取り返すのにどれだけ努力が必要か。私は防大を辞めた。意志や気力は人よりあると自負があるが、しかし世間は中途半端者と私をみた。リーマンショックやら、震災でもみくちゃにされた世代ど真ん中。自分の人生を上向きにする、失われたものを取り返すのに、私は努力をした。

私はおかしいと思うものとは戦う人間だ。必死で自分を貫いて生きた分、だいぶ鍛えられた。

人の死も沢山見てきた。その人達には、私は負けない。「貴様の分も俺がやる」と誓っている。

私は今の世の中はいかれてると思うよ。だけどね、まだ身分制度がガチガチな国よりは日本は道が開けている。少しでも良い生活を目指したり、現状を変えたり、人を引っ張っていく力をつけるためには、勉強すれば可能性はぐっと広がるのさ。

このまま今の世の中が当たり前だと思って暮らしていたら20年、30年後おそらく日本はもっと悲惨になっている。あと数年惰性を続けたら、そのツケは後年取り返しがつかない負債になる。

自立し、若い世代にバトンを渡す心を持つ年上は、私は敬う。進んで席を譲ったり、介助もする。「ありがとう」を言える年上は素敵だ。

しかしそうでない害悪は敬うはずがない。むしろ嫌う。年金をもらって逃げ得の世代の医療費の支払いは若者がやっているというのに、「文句ばかり言う、若者を搾取する老人」は、私は大嫌いだ。