スマホゲームばかりして何になるの?

ガソリンが水より軽い。これを分からない子供が沢山いるみたいで、中3の石高と好文館の講習会授業中ショックを受けた。

比重、浮力とかを理科で習うけれど、それ以前に実生活レベルで知ってて当たり前の知識が抜けているのだ。

油が水に浮くのが分かれば、ガソリンも同じだろうという推測も働くだろうに、それもない。

実体験教育がなくなったり、連想力がなくなったのはスマホの普及というよりは、スマホを介したゲームアプリといった娯楽に時間の多くを費やしているせいなのだろうと私は思う。

水1mlが1gは小学校でやるが、薬品や油類は1mlあたり1gではないというのが分からないみたい。容積と重量の違いが分からないみたいなのだ。

車で走っていると危険物搭載のマークをつけたタンクローリーとかを見る。私は幼いときトラックが好きだったこともあるが、タンクの後ろには最大積載量と最大容積が記載されていたことから、容積と重量の違いは幼稚園くらいには自然と理解していた。

グラム、リットル、メートルは日本では生活に溢れているはず。これらの理解が怪しいとすると、ポンド、インチ、ノットなんてどうなるんだろう。触れたことがあるんだろうか。(私は小学校の自由研究で小3以降は毎年戦争史を発表していたから興味のあるものを漁るなかで戦艦大和は18インチ砲で46センチ、米軍の航空爆弾は500ポンドや2000ポンドで規格化されていると知っていたし、航空機や艦船の航続距離とかで何ノットで何海里というものに触れていた。)

高校に上がると化学でmol濃度を習うが、ここで行き詰まるパターンの生徒を幾度となくみてきた。mol以前に日常使いのメートル、グラムを理解してなかったり、平方や立方の積を理解してないケースも多分多いのではないだろうか。圧力の計算はニュートンを平方メートルで割る、センチはメートルに変換して計算しないとミスする、と受験生には問題の解き方を教えるけれど、教科書や受験上の知識としてよりもまずは実学として理解すべきなんだよなぁと思います。

 

 

 

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